社会人の仲間入りをしたあなた。でも、世の中の仕組みやマナーについて、ちょっと自信がない。「いまさら聞けない」「聞くのが恥ずかしい」そんな誰にも聞けない社会常識を、教養を高めつつ、会話のエッセンスになるコンテンツに集約しました! 今まで難しく感じていたことをここでわかりやすく解説します。
これまでの国会の議席数は以下の通り。 衆議院【与党337・野党など143・計480席(2007年6月20日付)】 参議院【与党132・野党108・欠員2・計242(2007年7月5日付)】
ともに与党の議席が過半数以上のため、衆議院で可決した法案は、ほぼ参議院でも通ってしまうという現実がありました。そのため、参議院は“衆議院の可決した法案などを追認するだけの機関”だと言われてしまっていたのです。
2007年7月29日に参議院選挙が行われ、議員の半数が入れ替わりとなりました。それによって、野党の中でも民主党の議席数が大幅に増え、民主党だけで与党の議席を上回り、野党が議席の過半数を占める結果となりました。
参議院【民主党112・与党105・その他野党25・計242席(2007年8月20日現在)】
衆議院では与党の、参議院では野党の議席が過半数を占めるというケースは史上初の出来事。2007年の参議院は歴史に刻まれる出来事なのです。
本来ならば衆議院は参議院よりも民意を主張できる立場。たとえ、必ずしも民意とは言えない決議案が衆議院で可決され、それを参議院が民意ではないと反対しても、“衆議院の優越”(基礎のキソ参照)により、どっちみち可決されてしまうのがオチ…。しかし、どうやらそれだけでもないようなのです。
いままで、数の論理で負けていて審議すらされなかったようなことも、参議院から法案などを提出することによって、通りやすくなるかもしれないのです。
今回は年金問題を争点に民主党が民意を反映できる政党としてこの選挙で圧勝を収めました。それはつまり、参議院から提出された年金問題に関する法案を衆議院でただちに否決したら、民意を否定することになるということ。民主党はそのような手段を使って、いままでの国会を揺さぶる力にしようとしているのです。
今後の国会は、今まで以上に目が離せなくなるかもしれません!
【出典】 参議院ホームページ 衆議院ホームページ 【写真提供】 参議院事務局
衆議院、参議院についても次のページでしっかりおさらいしておこう!